不幸になりたがる人たち 自虐指向と破滅願望
https://gyazo.com/07e1fa7b1491cb0e200d38025d6fa2de
そうした「ほぼ」普通の人……たちが抱え込んでいる違和感の胚珠──すなわち特異な思考法や人格の偏りについて考えてみることを目標としている
感想
特徴的なケースを例に出して、精神科医としての私見を雑多に述べている感じ
面白い
事実は小説よりも奇なり
一応ちゃんとした理由やロジックが成立しているのがまた面白い
はっとさせられる解釈や指摘も少なくない
自分のくだらん意図やつまらん動機もぴしゃりと言い当てられる感覚
ああ、俺は取るに足らない存在なんだなぁとちょっと落ち込む
ネーミングセンスや語彙のチョイスも秀逸で、わかりやすい
そしてわからんワードも結構あるなぁ
合目的的
キッチュ
収斂
心性
荒唐無稽
けれん
精神病やストーカーの本質について端的にまとまっていてためになる
どうまとめるかめっちゃ迷うな
特に印象に残ったの3つくらい引用してみる?yes
分類などしたがるのは、ネーミングによって彼らを把握したような錯覚を得て安心したいといった気持ちがあるからにほかならない。
名前つけて捉えてわかった気になる
読んだ
67%
この本が取り上げてる人を3行で要約するのも面白いかもしれない
45% まるで精神科医とカウンセリングしているかのようだ……
いや、そう思いたいだけかも
つまり誰でも自虐指向や破滅願望は持っているのだと